「あんな綺麗な手でご飯を作ってくれたら、さぞ美味しかろう」と男達は言ったという
- 写真33点
2021-2025
沖縄の女性たちに受け継がれてきた伝統的な入れ墨「ハジチ」をめぐる記憶を、現代の視点から問い直すリサーチプロジェクト。
失われたハジチの復興に取り組むタトゥーアーティスト、伝統的な琉球布を織り続ける職人、そして希少な資料を保存・解読する歴史家たちを訪ね、沖縄の風景や象徴的な文様を手がかりに、断絶された記憶の糸をどのように織り直すことができるのかを探る。
本プロジェクトは、フェミニズムおよびポストコロニアルの視点から、抑圧された身体表現に内在する文化的記憶を辿り、忘れられた文化の再解釈と再接続の可能性を問いかける。
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MNN 2023.13.1.1-2023.13.3.6
- 写真30点
- フォトグラム40点
- 助成 公益財団法人ポーラ美術振興財団
- 協力 ニセフォールニエプス美術館
2023
ニセフォール・ニエプス美術館(フランス)はアマチュア写真家によって寄贈された多くの家族写真を収蔵している。主に18世紀初頭から現代に至るまでの家族アルバム、ガラス板やポラロイド、小さなプリントから大きなフォーマットまで様々なイメージがコレクションされる。これらの写真は一度収蔵されると、美術館で永久的に保管される。ただし、提供されたすべての写真が収蔵されるわけではなく、コレクションディレクターにより選別される。
この作品は、写真が個人的な記憶から共有の財産へと変化する過程を追跡し、家族アルバムから美術館の収蔵庫に至る過程を描く。また寄贈されたにもかかわらず、美術館での選別に漏れ、ゴミ箱に捨てられた写真によって制作されたフォトグラムでは、死と忘却を囁く誰かの記憶の幽霊が浮かび上がる。
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