石に刻まれた名前に触る
  • 祭壇の上に写真18点
  • 祭壇の側に写真1点
2019-2020
« 石に刻まれた名前に触る »は、グランドパリの8つの記憶の場を撮影した写真プロジェクトである。 レジスタンスの歴史を伝えるガイド、パリ同時多発テロの犠牲者の名が刻まれた石碑の前で足を止める通行人、第一次世界大戦の終結から100年後に記念碑を建てる作業員、廃墟となった記念碑の横で遊ぶ子供やその記念碑のアーカイブ写真を整理する学芸員、イタリア移民に捧げる新たな記念碑を構想する彫刻家といった、忘却に抗い、集合的記憶の輪郭をたどる仕事に関わる人々にフォーカスする。これらの写真は祭壇の形をした展示台に置かれ、その側には死者に手向けられる予定である温室の中の菊の写真が展示される。
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Magasins Généraux
日常の4つのオブジェと4本のボトル
  • 写真 27点木製パネル 
  • テキスト
  • PERFORMANCE パブリックコミッションプロジェクト(フランス)
2023

身体を増強または置き換える道具について、菊田真奈はロボットデバイスが開発実験される現場を探求する。この科学技術の研究所では、特別に開発された義手を装着する人物のトレーニングの瞬間にフォーカスする。このアスリートは、身体障害者向けのデバイスを改善することを目的としたサイバスロンという競技大会のある種目に参加するための練習をする。タイムトライアルレースを通じて、テクノロジーによって叶えられる生活の中の動作の美を映し出す。同時に写真(身体を増強または置き換える道具である)の「ボケ」を通して、この欠如とともに生きる新しい可能性を創造することを対峙させる。

パスカル・ボース

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Mrac Occitanie